この記事では、スカウトの目に留まる選手の特徴について書きます。
セレクションやトレセンなど、短期間でアピールしなくてはいけない場があると思います。
そんな時に、どんな選手が選ばれやすいのか僕の16年間のサッカー経験をもとに書きます。
セレクションの目的を考える
セレクションを行う目的により突破術は変わります。
例えば、ユースチームのセレクションは、長期的に成長しそうな選手を選びます。
しかし、他県と戦うためのトレセンでは”今”上手い選手を選びます。
集めたい選手によってセレクションで見られるポイントは変わります。
その選手はチームに必要な選手か?
基本的には上手い選手が選ばれます。
しかし、その選手がいる事でチームに良くない影響を与えると判断されたら、合格できないでしょう。
例えば、実力は申し分ないが、ミスをした選手に文句を言う、
プレー中やプレー外の部分で明らかに態度が悪いなどの選手は、
実力に関わらず合格できないと思います。
理由はチームに必要ないからです。
また、一定のレベルに達していない選手はどんなに人間性を兼ね備えていても、選ばれないと思います。
誰にも負けない武器を作る
セレクションの目的を考え、チームの輪を乱さない行動をとってた上で、
誰にも負けない武器を作る事がセレクションを通過するために重要だと思います。
誰にも負けない武器を持っている選手は強いです。
分かりやすく、足が速いウィングの選手を例にします。
足が速くそこそこドリブルができ、基礎能力も平均近くあったら選ばれやすいと思います。
平均的な能力が全体的に周りの選手よりも圧倒的に高ければ、
ずば抜けた武器が無くても選考を通過できると思います。
しかし、圧倒的な能力差がない場合は、何か1つでも武器がある選手が選ばれやすいと思います。
僕がそう考える理由は2つあります。
1つ目は、プレーが目に付くからです。
足が凄い早い選手は分かりやすく評価できます。
それが加点され総合値が同じでも全ての技術が平均的な選手よりも高く評価されると思います。
2つ目は、将来性があり育てやすい(短期的な場合は生かしやすい)から。
全てが平均的な選手はそれはそれで評価されますが、ずば抜けるためには武器が必要です。
その武器がすでにある選手は、その武器を磨けばさらに活躍できます。
僕も、大学までプレーして武器がないと(武器が弱いと)試合に使われないなと感じました。
運要素もある(監督の好み、同ポジションの選手)
今まで色々書きましたが、正直なところ運要素も多くあると思います。
担当の監督や指導者の好み、同じポジションに世代屈指の選手がいるなど、
自分ではどうすることもできない事もあります。
しかし、セレクションに通過するためにできる事は全てやりましょう。
セレクションの会場についた瞬間から見られていると思いましょう。
当然ですが、気に入らない事があってふてくされてはいけません。
最後まで全力でプレーして悔いのないセレクションにして下さい!